室内でも熱中症に?気づかれにくい高齢者の脱水症状とは New2025/6/9
最近、やたらと体がだるい
食欲がなくて水分も摂っていない
ちょっと動くとクラクラする
年のせいかな…でも...変だ
そんなふうに思っていませんか?
それ、もしかすると
「熱中症や隠れ脱水」の
サインかもしれません
特に高齢の方は、
自覚のないまま脱水が進行し
心不全や腎機能障害を引き起こすリスクもあります
気になったら、早めにご相談ください
こんなときは受診をおすすめします
- 暑くないのにフラフラ・だるい・めまいがある
- 食欲が落ちて水分・塩分摂取が少ない
- 尿の回数が少ない・濃い・におう
- いつもより反応が鈍く、ぼーっとしている
- 心不全・腎臓病・高齢で持病がある
当院で行える検査・対応
- 血液検査(腎機能・電解質・脱水指標など)
- 心電図・胸部レントゲン・心エコー
- 体重・バイタルチェック
- 経口補水の指導・必要時点滴加療
- 心不全や腎疾患の悪化チェックと対応
室内にいても、知らないうちに脱水が進行することがあります。
高齢の方はのどの渇きを感じにくく、
「エアコンをつけない」「水をあまり飲まない」などの習慣で悪化しやすくなります。
家族や周囲の方が声かけし、
水分・塩分を意識して補給することが大切です。
疾患の詳細な解説
熱中症とは、高温多湿な環境で体温調節がうまくいかなくなり、体内に熱がこもって脱水・意識障害・循環不全を引き起こす状態です。高齢者では特に「非典型的熱中症」や「隠れ脱水」として、明確な発熱や発汗がないまま進行することもあります。
脱水状態が進行すると、血液が濃縮されて血栓傾向が増し、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも上昇します。また、腎臓に負担がかかり、慢性腎臓病(CKD)の悪化にもつながります。
心不全の既往がある方は、過剰な水分摂取や塩分摂取による悪化リスクもあるため、「摂るべき量・控えるべき量」を一人ひとりに合わせて調整する必要があります。
特に以下のような基礎疾患をお持ちの方は、夏場の体調変化に注意が必要です:
- 慢性心不全・虚血性心疾患
- 糖尿病・高血圧症
- 慢性腎臓病・透析中の方
- 利尿剤や降圧薬を服用中の方
内科専門医からの一言アドバイス
高齢者の熱中症は、「気づいたときには遅い」ことがよくあります。
軽い不調も放置せず、早めのチェックで防げることがたくさんあります。
当院では、個々の病気や体調に合わせた夏場の過ごし方を一緒に考えていきます。
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