最近、なんだかだるくないですか?
最近、なんだかだるくないですか?
この時期、よく聞かれる声があります。
「先生、なんか最近だるいんです」
「熱はないけど、頭がぼーっとしてて…」
「気分が乗らなくて、体もなんか重くて…」
実はこれ、病気とまではいかなくても、体がちょっと悲鳴をあげているサインかもしれません。
■ 暑いんだか、寒いんだか――体が迷子
6月〜7月にかけてのこの季節、気温と湿度が日によって大きく変わります。
昼は蒸し暑くても、夜になると肌寒かったり、雨が降ると急に冷え込んだり…。
この寒暖差が、自律神経のバランスを乱す原因になります。
自律神経というのは、体温や血圧、内臓の働き、睡眠などを24時間見張ってくれている“名マネージャー”のような存在。
でも、気温差が激しいと混乱して、うまく働けなくなります。
すると、だるさ・食欲不振・頭痛・寝つきの悪さ…など、さまざまな不調が出てくるのです。
■ 夜間エアコン、味方か敵か?
暑くなってくると、寝るときにエアコンをつけっぱなしにしていませんか?
快適に眠れるように思えても、実は冷えすぎで体調を崩す方が増えています。
夜中に体が冷えすぎると、朝起きたときに関節が痛かったり、喉がイガイガしたり。
特にご高齢の方は、筋肉量が少ないぶん、冷房の影響を強く受けやすいです。
冷房病、という言葉はあまり聞かれなくなりましたが、現代でも実際にあるんですよ。
おすすめは、「27℃〜28℃に設定して、扇風機で空気を回す」「風が直接体に当たらないようにする」など、冷えすぎない工夫。
タイマーで数時間後に切れるようにするのも◎です。
■ クーラーの内部、いつ掃除しましたか?
意外と見落とされがちなのが、エアコン内部の汚れです。
見た目はキレイでも、中にカビやホコリがびっしり…ということも少なくありません。
特に多いのが、
・咳が止まらない
・痰がからむ
・ゼーゼーする
などの症状が、原因不明の肺炎や気管支炎として現れるケース。
高齢の方や呼吸器に不安がある方は、クーラーが原因で夏に肺炎を起こすこともあります。
もし、部屋に入るとむせる感じがある…という方は、エアコンのフィルターや吹き出し口を一度チェックしてみてください。
専門のクリーニング業者にお願いするのも、安心です。
■ 「ただの疲れ」で済まさないで
仕事や家事に追われる毎日、「だるいのは頑張りすぎたせいかな」と自分を責めてしまう方も多いです。
でも、そのだるさは、体からのSOSかもしれません。
・脱水による軽い熱中症
・自律神経の乱れ
・クーラーによる冷えすぎ
・隠れた感染症や内臓の炎症
…そのどれもが、最初は“なんとなく不調”というかたちで始まります。
体は、頑張りすぎると「ちゃんと休んでよ」と信号を送ってくれるんです。
その声を無視し続けると、思わぬ病気に繋がることもあります。
そして、なかには実は、他のご病気がかくれていることも
もし、変だな、長引くな、などご不安があれば
一度受診をおすすめします
■ なんでもないうちに、なんとかできる
当院では、こうした「なんとなく不調」にこそ、じっくり向き合うようにしています。
検査をしてみたら、電解質が乱れていたり、血圧が高かったり、
実は治療が必要なケースもよくあります。
逆に、「問題ない」と分かれば安心にもつながります。
気になることがあれば、どうぞ気軽に相談してください。
最後にひとこと。
暑さにバテて、寒さにふるえて、気圧に頭を抱えて…
人間、そんなに強くないんです。
でも、弱ってる自分に早めに気づける人は、じつはすごく賢いんです。
どうか、がんばりすぎず、放置せず。
一緒に、今年の夏も元気に乗り越えていきましょうね。
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