胃の痛み? その痛みは心臓からのSOSかもしれません
胸が締めつけられる
肩やあごに広がる痛み
冷や汗が止まらない
これって、ストレス?
そんなふうに思っていませんか?
それ、もしかすると
「狭心症」や「心筋梗塞」のサインかもしれません
命に関わる心臓の病気ですが、
正しく知っていれば、防ぐことも、助けることもできます
こんな症状のときは受診を
- 胸が締めつけられるように痛む
- 運動時や寒い朝に胸の違和感がある
- 左肩・あご・背中にかけて痛みが広がる
- 痛みと同時に冷や汗や吐き気を伴う
- しばらく休むと症状が和らぐが繰り返す
当院でできる検査・対応内容
- 心電図・運動負荷心電図
- 心エコー
- 冠動脈CT(連携病院で実施)心筋シンチグラフィ
- 狭心症・心筋梗塞後の薬物治療の継続管理
- カテーテル手術後の再発予防・生活指導
- 心臓リハビリテーション(現在準備中 年内開始を目標にしてます)
心筋梗塞は突然発症し、早期対応が生死を分けます。
典型的な胸の痛みだけでなく、「なんとなくおかしい」程度の違和感のこともあります。 「我慢しない」「すぐに相談する」ことが、命を守る第一歩です。
解説:狭心症と心筋梗塞とは
狭心症は、冠動脈が一時的に狭くなることで心筋への血流が不足し、「胸の痛み・締め付け感」が出現する状態です。特に、坂道や階段を上がった時、寒い朝、ストレスがかかった時などに誘発されやすく、数分以内で治まるのが特徴です。
一方、心筋梗塞は冠動脈が完全に詰まり、心筋が壊死してしまう状態です。胸の激痛が20分以上持続し、冷や汗・嘔気・動悸・意識低下などを伴うこともあり、発症から数時間が勝負の緊急疾患です。
原因と危険因子
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症
- 喫煙・肥満・ストレス・運動不足
- 加齢・家族歴・閉経後の女性
これらは動脈硬化のリスク因子であり、狭心症や心筋梗塞の発症に強く関与します。
検査と診断
症状や持続時間から心筋梗塞が疑われる場合、救急外来では以下の検査を行います:
- 12誘導心電図(ST変化・異常Q波)
- 血液検査(トロポニン・CK-MB)
- 心エコー(壁運動の評価)
- 冠動脈造影(緊急PCIの準備)
狭心症では、負荷心電図・ホルター心電図・心筋シンチ・冠動脈CTなどが有効です。
カテーテル治療(PCI)とステント留置
心筋梗塞の初期治療としては、カテーテルによる血管再開通(経皮的冠動脈形成術:PCI)が行われます。詰まった血管にワイヤーを通し、バルーンで拡張してステント(金属の筒)を留置し、血流を回復させます。
ステントには薬剤を塗布した「薬剤溶出型ステント(DES)」が主流で、再狭窄リスクを下げる効果があります。
術後には抗血小板薬(アスピリン+エフィエントなど)の2剤併用療法(DAPT)が推奨され、これを中断すると再発やステント血栓症の危険性が高まります。
治療後の管理と予防
治療後の再発予防には、生活習慣の改善と内服の継続が重要です:
- 禁煙・減塩・節酒
- 高血圧・脂質・血糖の管理
- 適度な有酸素運動(医師の指示で)
- 抗血小板薬・スタチン・β遮断薬・ACE阻害薬などの継続内服
特に心筋梗塞を起こした後は、心不全の予防や社会復帰に向けて、心臓リハビリテーションも効果的です。
循環器専門医からのアドバイス
狭心症は心筋梗塞の予兆であることが多く、軽視は禁物です。
胸の痛み・圧迫感・息苦しさなど、いつもと違うと感じたら、まずはご相談ください。
岡崎整形外科・循環器内科では、検査から治療後の生活指導まで、専門医がしっかりサポートします。
気になったときが、受診のタイミングです。
